専門医コラム
2023/11/15
果物と白砂糖、塩不足との関係
塩の働きを、特に果物と白砂糖との関係から順番にお伝えします。
果物
果物はカリウムが非常に多いため、食べ過ぎるとナトリウムが相対的に不足します。
塩の主成分は塩化ナトリウムですから、
果物を食べ過ぎると体内ではカリウムが過剰となり塩不足となります。
通常、塩分は腎臓にて調整されています。
腎臓では、ナトリウムが不足していればナトリウムの排泄を抑え、
ナトリウムが足りていれば、外に尿として排泄されます。
ナトリウムと水分は一緒に動くので、ナトリウムが体内に過剰となると“むくみ” をおこします。
逆に、ナトリウムを外に出してくれるのが、カリウムです。
カリウムとナトリウムは対になって
体内の電解質レベルを一定に保つようにできています。
果物をたくさん食べる方は十分な『塩』が必要だと理解いただけますでしょうか。
昭和の時代には「スイカに塩」をかけて食べる人が多かったのですが、
これは経験的合理性とも言えそうです。
「白砂糖」の問題
そもそも白砂糖の何が悪いのでしょうか。
しばしば白砂糖が問題視されるのは、
サトウキビから精製される過程でほとんどのミネラルを失ってしまう点です。
これは、体のバランスを取るための栄養素をほとんど含まず、
エネルギー源としての機能しかないことを意味します。
東洋医学的に白砂糖をみてみると、原料であるさとうきびは暖かい地方で収穫されます。
温暖な地域で育てられる食べ物は陰陽観でみると「陰的」な食べ物となり、
陰的な食べ物は身体を冷やすという理由から、白砂糖は身体を冷やすと言われています。
ここで『塩』が必要となるのです。
続きは次回、お話しさせていただきます。
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