専門医コラム
2015/09/07
健康豆乳ヨーグルトの作り方
牛乳ヨーグルトはお勧めしない事を先日のコラム(ヨーグルト、チーズと白内障)でご説明しました。豆乳で作るヨーグルトを代わりにお勧めしています。
もちろんアレルギー性結膜炎をはじめ、各種眼科疾患にも有効と考えています。腸内フローラが善玉菌優位になると免疫力が改善して、『カラダを治す力』がパワーアップするからです。
具体的に作り方を患者さんから尋ねられることがしばしばです、本日もお一人 "レシピ” をご希望された方がおられます。そこで今回は腸内フローラ改善に効果が高い 『健康豆乳ヨーグルト』の作り方をご紹介します。これは私が所属する『バイオレゾナンス医学会』の矢山理事長に教えてもらった方法です。
健康豆乳ヨーグルトの作り方
生きた乳酸菌が増殖し、最高のプロバイオティクス(人体に良い影響を与える微生物(善玉菌))として注目!
無調整豆乳(スジャータ豆乳)
発酵器(ヨーグルトファクトリー)
●冷蔵された豆乳のペットボトルのキャップをとり、上から2~3cmぐらいまで豆乳を減らしておきます。そのまま1口飲むと良いでしょう。
※乳酸菌を入れて混ぜやすくするため、また発酵による膨張を防ぐためです。
※『スジャータ 有機豆乳』
●ペットボトルの口の上で「大草原の乳酸菌NS-Max」のカプセルを丁寧に開けて(ゆっくりと両側へ回すように引くとカプセルが外れます)、
乳酸菌粉末だけを豆乳の中へ入れます。カプセル内に少量残ってしまう場合はそのままカプセルごと飲むと良いでしょう。
※雑菌が混ざる場合があるので、カプセルを落とさないように慎重に粉末だけを入れてください。
※1~2カプセルで作りましょう。体調に合わせてカプセル数を調整しましょう。カプセル数を増やしても発酵時間はそこまで変化しません。
※カプセルを外すのが困難な方はオブラートなどに包んで入れてください。
※カプセルの両側を引いて、ボトルの口の上で外す
●乳酸菌粉末を入れたら、キャップをしてボトルごと1分ぐらい振り混ぜてください。
●発酵器(ヨーグルトファクトリー)の電源を入れ、豆乳のペットボトルを発酵器へセットして、蓋を閉めてください
※発酵器(ヨーグルトファクトリー)はコンセントを差すと自動で電源が入ります。
※発酵器
※ボトルをセットした発酵器
●気温・湿度にもよりますが、大体7~12時間ぐらいの発酵時間が目安です。
出来上がったヨーグルトはすぐに冷蔵庫で保存してください。
◎8~9時間ぐらい発酵させるとまろやかなヨーグルトになり、12時間ぐらい発酵させると少し酸味のあるヨーグルトになります。
◎酸味のないトロトロの状態(共生性)で召し上がるとよいでしょう。
◎冷蔵庫の中でも発酵は進みますので1~2日間ぐらいで召し上がるとよいでしょう。
◎乳酸菌の活性力を考えると種菌を作って、再発酵させるのはおススメしません。
◎カスピ海ヨーグルトを作る低温発酵(25度ぐらい)のものはおススメしません。(乳酸菌がきちんと発酵しない、また時間がかかり過ぎるためです)
☆1回に80ml~100ml程度を目安に召し上がってください。(特に基準はございませんので、体調に合わせて摂取量を調整してください)
☆1日に1回~3回程度召し上がるとよいでしょう。(特に基準はございませんので、体調に合わせて摂取量を調整してください)
☆雑菌を防ぐためにも直接ペットボトルに口をつけず、コップやお皿へ移してからお召し上がりください。
☆出来たては大豆の風味がよく、おいしいのですが、味が気になる方はハチミツ、ジャム、しょうゆなどで味付けするとよいでしょう。
(付け加えるものはなるべく無添加が望ましい)
●※●ヨーグルト作りは自己責任のもと行ってください。作ったヨーグルトが嫌な臭いや、
味が酸っぱすぎたり、苦すぎたり、色が変化したりした場合は摂取を止め、廃棄してください。
いずれにしても、免疫力を高めて身体の自浄作用能力を高めるとアレルギー症状は軽く済みますので、アレルギー症状が強い方は生活習慣の見直しをお勧めします。身体の基本成分である水、学校給食や病院食でも良く出される牛乳の問題等、過去のコラムもご参照ください!
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